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理学部長メッセージ

理学部・理学研究科長 阿波賀 邦夫

 新型コロナウィルス感染症の世界的な拡散により、これまで誰もが経験しなかった日常が2年近く続いています。社会活動は大きく制限され、その価値観さえも大きく変えざるを得ませんでした。 しかしその間、我々は単に身をかがめていたばかりではなく、オンラインツール開発からリモートワークへ、そしてワクチン開発から集団接種へと、この新しい病魔に対抗して、さまざまな措置を講じてきました。

 理学部・理学研究科おいては、感染拡大当初は、ほとんどの教育活動が「対面」から「リモート」に切り替えられましたが、現在は多くを「対面」に戻しつつあります。 しかしこの間、優れたさまざまなリモート教材や手法が開発されたこともあり、ポストコロナを見据え、学生と教職員が団結して新時代の教育研究スタイルを確立することが求められています。 大学においても、あるいは日常生活においても、今は一大変革期にあります。学生の皆さんも、是非、新しい未来を切り開く活動に協力してください。 しかし、このような模索の中で、皆さんの迷いや悩みが大きいなら、我慢せずに教職員や理学系学生相談室に相談してください。 名大理学の一員である皆さんは、決して一人ではありません。

 理学の敷地には、小林先生、益川先生のノーベル賞受賞を記念して、ニュートンのリンゴの木が移植されています。 17世紀のペスト感染拡大の最中、ニュートンは故郷で研究に打ち込むことによって近代科学の扉を開けましたが、350年後の名大理学においても、コロナ禍を契機に次の時代を切り開く研究教育成果が生まれること楽しみにしています。