国際理学専攻

名古屋大学・エディンバラ大学国際連携理学専攻

名古屋大学理学研究科とエディンバラ大学理工学部は、物理、化学、生命科学の各分野において、研究室を単位とした共同研究や学生・研究員の相互派遣などを継続してきた。また近年、両大学の連携は、博士課程教育リーディングプログラムなどを通じて教育活動にも拡大し、共通した教育資本を持ちつつあったことから両大学間の研究および教育連携をさらに発展させ、互いの特徴を活かした相互補完的な教育研究を実施することによって自然科学分野の将来を担う国際的なリーダーとなる博士人材の育成を目指す本国際連携専攻を2016年10月に設立した。
入学した学生には、エディンバラ大学留学に関して、エディンバラとの往復航空券やエディンバラでの滞在費について経済的支援をしています。
また博士後期課程入学後の共同研究の発展から国際理学専攻へ転入学する道もあります。

アドミッション・ポリシー

入学者には次のような資質を備えていることを求め、本プログラムのアドミッション・ポリシーとする。
①理学を中心とする自然科学に関する高い学問的素養と論理的思考力を備える。
②多様な文化・環境への高い関心と適応力を持つ。
③環境・文化の異なる2つの大学で共同学位の取得を強く希望し、将来は理系分野での専門性
を活かし、グローバル社会を牽引するリーダー的人材になるなどのビジョンを持つ。

カリキュラム・ポリシー

世界トップレベルの2大学間における相互補完的国際共同教育・研究プログラムにより、両大学にそれぞれ一定期間滞在し、研究指導を受けることで最先端技術・環境を駆使した研究活動を可能にする他、語学能力や異文化理解力を身につけることもできる。また、“Professional Development Training”や“International Skills Training”などの履修任意の講義やセミナーを提供することでさらに幅広い実用社会的スキルや応用力の涵養を可能とする。

ディプロマ・ポリシー

自然科学分野の深く多様な学問的素養と高い研究推進能力を体得した証として、課程で学び、得た学問的成果をゼロから体系的に論じた学位論文を書き上げること。高い倫理性や豊かな国際性、科学的論理性や創造力を身に付け、国際的な共同事業や共同研究を推進できることの証明として、外部からの専門家を招へいし、両大学の教員等により組織される合同学位審査委員会が審査を行い、最終口頭試問を経て合格と判定されること。