名古屋大学・エディンバラ大学国際連携理学専攻
名古屋大学理学研究科とエディンバラ大学理工学部は、物理、化学、生命科学の各分野において、研究室を単位とした共同研究や学生・研究員の相互派遣などを継続してきました。また、両大学の連携は、博士課程教育リーディングプログラムなどを通じて教育活動にも拡大し、共通した教育資本を持ちつつあったことから両大学間の研究および教育連携をさらに発展させ、互いの特徴を活かした相互補完的な教育研究を実施することによって自然科学分野の将来を担う国際的なリーダーとなる博士人材の育成を目指す本国際連携専攻を2016年10月に設立しました。
入学した学生には、エディンバラ大学留学に関して、エディンバラとの往復航空券やエディンバラでの滞在費について経済的支援をしています。
また博士後期課程入学後の共同研究の発展から国際理学専攻へ転入学する道もあります。
修了生の声
私は、2020年3月に、名古屋大学・エディンバラ大学のジョイントディグリー・プログラムを卒業しました。
指導教官である杉山教授(当時、現総長)に修士2年生のときに声をかけていただいて、プログラムについて初めて知りました。
留学生の友人たちに英語の特訓をしてもらい、D2の2018年から約10ヶ月ほど留学することができました。現地では、John Peacock教授とAndy Taylor教授にはたくさんサポートしていただき、大変有意義に過ごしました。週末は歴史と国際色豊かな街中を散策しながら、映画やコンサートが安いので頻繁に通っていました。
卒業後は、宇宙論の研究者としてのキャリアを進んています。パンデミックを克服したあとも、エディンバラ大学の研究者たちとの交流は継続的に続いています。先月には、留学時代の成果を発展させた共著論文を発表しました。周囲にもジョイント・ディグリーを目指す学生も増えて、若い学生たちの留学への情熱が眩しく、刺激をもらっています。
私は2023年にジョイント・ディグリープログラムを修了して、名古屋大学とエディンバラ大学から生命理学の学位を取得しました。私の研究テーマは中心体なし細胞分裂でした。JDPの支援により、この重要なプロセスを 2 つのアプローチで研究する機会を得ました。名古屋大学の五島研究室では、誘導された中心なし体ヒト細胞での細胞分裂を観察しました。また、エディンバラ大学の大倉研究室では、本来中心なし体であるショウジョウバエの卵母細胞で実験も行いました。大倉研究室は、このモデル システムを研究する専門知識を持つ世界でも数少ない研究室の 1 つです。エディンバラで1年間最先端の研究を行う機械を得ました。色々なスキルを学んだだけでなく、人脈も築くことができました。
入試募集要項
しばらくお待ちください。